加湿器の電気代は、選ぶタイプによって驚くほど変わることをご存知でしょうか。
例えば、スチーム式の加湿器は加熱による高い加湿効果が魅力ですが、1ヶ月あたり約2,000円と電気代がなかなか凄いです。
一方、ハイブリッド式の加湿器は省エネ性能が進化しており、ecoモードや省エネモードを活用すれば、わずか100~200円程度で済む場合もあります。
この記事では、人気のスチーム式とハイブリッド式加湿器の電気代の比較、電気代が安い加湿器ランキング、加湿器の電気代を抑えるためのポイントを詳しく解説します。
「加湿器の電気代って高いのかな?」「電気代が安い加湿器のタイプが知りたい」というあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。
加湿器の電気代は凄いのか?おすすめ3タイプを比較
ここからは、以下の3タイプの加湿器の電気代の目安を解説していきます。
- スチーム式の加湿器
- ハイブリッド式加湿器(加熱気化式)
- ハイブリッド式加湿器(加熱超音波式)
上記3タイプの加湿器は、新しく加湿器の購入を検討しているあなたにおすすめのタイプですよ。では、比較していきましょう。
スチーム式の加湿器

スチーム加湿器の電気代の目安は、以下の通りです。
今回は、象印の加湿器EE-T型を例に電気代を解説します。
象印のスチーム式加湿器EE-T型(和室10畳、洋室17畳用)の電気代の目安
加湿開始までの湯沸し時 (水温20℃・満水状態) | 12.7円 |
強運転(加湿時)で1時間当たり | 11.9円 |
1日の電気代(8時間使用) | 95.2円 |
1ヶ月の電気代(30日分) | 約2,870円 |
※電気代は、新電力料金目安単価31円/kWh(税込)を基に算出しています
スチーム式の加湿器を使う場合は、1ヶ月の電気代がなかなか凄いことになります。
ですが、手入れが楽なので人気のあるタイプの加湿器ですよ。
我が家で使っている加湿器も象印のスチーム式加湿器です。
朝の喉のイガイガした感じが軽減されますし、手入れにかかる時間が少なくて済みます。
毎日手軽に使い続けられるので、かなり満足していますよ。
ハイブリッド式加湿器(加熱気化式)

ハイブリッド式加湿器(加熱気化式)の電気代の目安は以下の通りです。
今回は、ダイニチの加湿器HD-RXT724を例に電気代を解説します。
ダイニチの加湿器HD-RXT724(和室12畳、洋室19畳用)の電気代の目安
モード | 1日あたりの電気代 (8時間使用) | 1ヶ月の電気代 (30日分) |
---|---|---|
標準モード | 72.08円 | 約2,160円 |
ecoモード | 4.96円 | 約150円 |
※電気代は、新電力料金目安単価31円/kWh(税込)を基に算出しています
上記のようにハイブリッド式の加湿器は、使用するモードによって電気代が大きく異なります。
加湿性能を重視したい場合は標準モード、電気代を抑えたい場合はecoモードを選ぶことで、ライフスタイルに合わせた使い分けが可能です。
加湿不足にならないように注意が必要ですが、スチーム式に比べるとかなり電気代を節約できますよ。
ハイブリッド式は、快適さと節約を両立したい方におすすめですよ。
ハイブリッド式加湿器(加熱超音波式)

ハイブリッド式加湿器(加熱超音波式)の電気代の目安は以下の通りです。
今回は、LOMAYAの加湿器RR-H940を例に電気代を解説します。
LOMAYAの加湿器RR-H940(和室25畳、洋室32畳用)の電気代の目安
モード | 1日あたりの電気代 (8時間使用) | 1ヶ月の電気代 (30日分) |
---|---|---|
ヒーターON | 58.28円 | 約1,750円 |
ヒーターOFF | 6.2円 | 約190円 |
※電気代は、新電力料金目安単価31円/kWh(税込)を基に算出しています
LOMAYAのハイブリッド式は、加湿器ヒーター機能を活用すれば加湿力が高まり、冬場の乾燥対策に効果的です。
電気代が気になる場合はヒーターをOFFにして運転することで、コストを大幅に抑えることが可能です。
ただし、ヒーターをOFFにすると、水タンクの中にカビが発生する可能性が高くなりますので、こまめな手入れが必要です。この点は注意してくださいね。
快適さと節約を両立したい方にぴったりの選択肢ですよ。
3タイプのおすすめ加湿器の電気代の比較表
以下の表は、スチーム式加湿器と、ハイブリッド式加湿器の電気代を比較した表です。
加湿器の種類 | 使用モード | 1日の電気代 (8時間使用) | 1ヶ月の電気代の目安 (30日) |
---|---|---|---|
スチーム式加湿器 (象印 EE-T型) | 強モード | 95.2円 | 2,870円 |
ハイブリット式加湿器 (ダイニチ HD-T724) | 標準モード | 72.08円 | 2,160円 |
〃 | ecoモード | 4.96円 | 150円 |
ハイブリット式加湿器 (LOMAYA RR-H940) | ヒーターON | 58.28円 | 1,750円 |
〃 | ヒーターOFF | 6.2円 | 190円 |
上記の表から、加湿器の電気代はタイプによって凄いものと、安くて済むものがあることが分かります。
スチーム式加湿器は、消費電力が大きく、電気代が高くなる場合が多いですね。
ただ、加湿力の高さと手入れの簡単さはとっても魅力的ですよ。
ハイブリッド式の加湿器は、ecoモードや省エネモードを活用すれば、電気代を1ヶ月で数百円に抑えることが可能です。
ですので「加湿器の電気代って凄いのかな…。」と、心配なあなたにはハイブリッド式の加湿器がおすすめですよ。
「どのタイプの加湿器を選べばいいのかな…。」と悩んでいるあなたは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。


加湿器の電気代安いランキング
加湿器は種類によって電気代に大きな差があります。
ここからは、電気代が安い順にランキング形式で紹介していきます。
1位:気化式加湿器
- 消費電力は3W~20W程度と非常に低いです
- 1日8時間使用した場合の電気代は、約0.7円~5円
- 加湿能力が低くこまめな手入れが必要ですが、電気代が安いです
2位:超音波式加湿器
- 消費電力は20W~50W程度です
- 1日8時間使用した場合の電気代は約5円~12円で
- 加湿力が低くこまめな手入れが必要ですが、おしゃれで電気代が安いです
3位:ハイブリッド式加湿器
- 消費電力は30W~300W程度で、モードによって変動します
- 1日8時間使用した場合の電気代は約7円~74円で
- 手入れの際にパーツを分解する手間がかかりますが、性能と節約のバランスが魅力です
4位:スチーム式加湿器
- 消費電力は300W〜800W程度と高めです
- 1日8時間使用した場合の電気代は約74円〜190円で、最も高コストです
- 電気代が高いですが、高い加湿力と手入れの簡単さが特徴です
電気代が最もかからないのは、気化式加湿器や超音波式加湿器です。
ですが、加湿力が低く、こまめに分解して手入れをする手間が必要です。
私が2024年に家電量販店で加湿器を探している時におすすめされたタイプはスチーム式とハイブリッド式でした。
結果、電気代は少し高いですが、手入れが最も楽なスチーム式を選びました。
我が家で使っている加湿器は寝室のスチーム式1台だけなので「電気代が凄く高くなった‼」とはあまり感じません。
今後、夫婦の寝室と子ども部屋で夜に2台同時に加湿器を使う必要が出てきた場合は、ハイブリッド式加湿器の購入も考えようと思います。
こちらの記事では、加湿器のタイプ別のメリットやデメリットをまとめています。
加湿器は、どのようなポイントを意識して選べばいいのかについても分かりやすく解説していますので、合わせて参考にしてくださいね。


加湿器の電気代を節約するコツ
加湿器は、上手に使うことで電気代を節約できます。
ここからは、スチーム式加湿器とハイブリッド式の電気代を節約するコツを解説していきます。
スチーム加湿器の場合
・ぬるま湯を使用する
タンクに入れる水をぬるま湯にすることで、加熱にかかる時間と電力を削減できます。
水を温める時間が短縮されるため、その分電気代が節約できますよ。
・こまめに手入れする
加湿器内に汚れや水垢がたまると、加熱効率が下がり無駄な電力を消費します。
定期的な掃除で性能を維持できますよ。
・部屋のサイズに合わせた機種を選ぶ
過剰な加湿能力を持つ機種を使うと、必要以上に電力を消費します。
適切なサイズの加湿器を選ぶことで無駄を防げます。
・水の量を調整する
必要な加湿量に合わせてタンクの水量を調整することで、消費電力を抑えることが可能です。
我が家では、寝ている時に加湿器を使います。
満水に水を入れると余っている事が多いので、一目盛少なく水の量を調整して使っていますよ。
・タイマーで使用時間を調整する
長時間連続で稼働させるよりも、タイマー機能を活用し、必要な時間帯だけ使用することで電力を節約できます。
我が家でも、夜つけっぱなしではなく、タイマーで5時間ほどに使用時間を調整しています。
・適正なモードで使用する
必要以上に強力なモードで運転するのは避け、適切なモード設定にすることで消費電力を抑えられます。
我が家の象印の加湿器には5段階のモードがあります。
いろいろなモードで使ってみて「標準モード」で十分部屋が加湿されるのでこのモードを使う事が多いです。「強モード」よりも電気代が節約できていますよ。
ハイブリッド加湿器の場合
・部屋のサイズに合わせた機種を選ぶ
適切な加湿器を選ぶことで、過剰な電力消費を防げます。
できれば、部屋の広さよりも少し広めの部屋に対応している機種を選ぶのがおすすめです。
ecoモードでも十分に加湿できますので、その分電気代がかなり安くなりますよ。
・こまめに手入れをする
フィルターや内部の清掃を怠ると、加湿器の効率が低下します。
こまめに手入れを行うことで、加湿器の機能を効率良く発揮でき、電気代の節約につながりますよ。
・タイマーで使用時間を調整する
必要な時間帯だけ運転するようにタイマーを設定することで、余分な運転時間を削減できます。
特に就寝時や外出時には活用すると効果的ですよ。
・ecoモードや省エネモードを活用する
多くのハイブリッド加湿器には省エネ機能が備わっています。
ecoモードを使うことで電力消費を抑えながら快適な湿度を保てますよ。
加湿不足にならないように注意は必要ですが、このような機能も積極的に活用することで電気代を節約できますよ。
まとめ
加湿器の電気代は、スチーム式の場合、1ヶ月あたり約2,000円となかなか凄い金額になる場合があります。
一方、ハイブリッド式の加湿器では、ecoモードや省エネモードを使用することで、1ヶ月数百円に抑えられるため、家計への負担を軽減できますよ。
ただし、これらの省エネモードは加湿能力が低下する可能性もあるため、使用環境に応じて標準モードと上手に切り替えて使う必要がありますよ。
電気代だけに注目するとハイブリッド式の加湿器がおすすめです。
ですが、電気代が高い傾向にあるスチーム式は、使い方や手入れが簡単な点で、ハイブリッド式に負けないくらい人気があります。
電気代以外の特徴も確認して、あなたにぴったりの加湿器を見つけてみてくださいね。
こちらの記事では、加湿器のタイプ別のメリットやデメリットをまとめています。
加湿器は、どのようなポイントを意識して選べばいいのかについても分かりやすく解説していますので、合わせて参考にしてくださいね。
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