スチーム式加湿器は加湿性能が高く、手入れが楽な一方で、1日8時間ほど使用すると、1ヶ月で2,000〜3,000円程度の電気代がかかります。
2~3台同時に使うと、電気代が1万円以上になる場合もあるので「電気代がやばい…。」と感じる人も多いでしょう。
この記事では、実際に我が家で象印のスチーム式加湿器を使った場合の電気代と、使わなかった場合の差を具体的なデータとともに公開します。
「スチーム加湿器の電気代ってやばいのかな?実際どれくらいなのかな?」と気になっているあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。
スチーム式加湿器の電気代を節約できる方法6つも紹介していきますので、合わせて参考にしてください。
電気代の安い加湿器でおすすめなのはハイブリット式です。
こちらの記事ではスチーム式とハイブリット式の違いや特徴についてわかりやすく解説していますので、合わせて参考にしてくださいね。
スチーム式の加湿器は電気代がやばいのか
スチーム式加湿器は他のタイプと比べて電気代が高い傾向にあります。
その理由は、水を加熱して蒸気を発生させる仕組みにより、消費電力が大きくなるためです。
我が家では象印のスチーム式加湿器(EE-RT50)を使用しています。
説明書の使用電力から計算してみると、1ヶ月でこのくらいの電気代がかかると考えられます。
我が家の象印の加湿器(EE-RT50)の1ヶ月の電気代の目安
加湿開始までの湯沸し時(水温20℃・満水状態) | 12.7円 |
強運転(加湿時)で1時間当たり | 11.9円 |
1日の電気代(5時間使用) | 72.2円 |
1ヶ月の電気代(30日分) | 2,166円 |
※電気代は単価31円/kWh(税込)を基に計算しました
スチーム式加湿器は、1台で1ヶ月の電気代が3,000円以上上がる可能性があり、電気代を重視する人にとっては「やばい…。」と感じることもあるでしょう。
我が家では「1ヶ月3,000円で、朝の喉のイガイガが改善できるならいいかな」という感じで使っています。
何より、我が家で使っている象印のスチーム式加湿器は手入れが楽♪
電気代が高くても「手入れにかける時間が少なくて済む」「起床時の喉の痛みが軽減できる」というメリットはかなり感じていますよ。
「少し手入れに手間がかかってもいいから、電気代が安い加湿器が欲しい!」という場合は、ハイブリット式の加湿器がおすすめです。
「どのタイプの加湿器を選べばいいのかな?」と悩んでいるあなたは、こちらの記事も参考にしてくださいね。
象印のスチーム式加湿器を使った我が家の電気代
スチーム式加湿器を使用することで電気代がどれくらい増えるのか、実際に我が家の電気代を比較してみました。
比較表は以下の通りです。
①2024年12月(加湿器を使用した) | ②2023年12月(加湿器を使用しなかった) | ①ー② | |
電気代(円) | 8,072 | 5,204 | 2,868 |
使用量(kWh) | 290 | 234 | 56 |
1日当たりの平均(kWh) | 10.4 | 7.3 | 3.1 |
スチーム式加湿器を使用した年は、使用しなかった年に比べて1日あたり約3.1kWhの消費が増加し、電気代は1ヶ月で2,868円高くなりました。
他の暖房器具もあるので、スチーム加湿器だけでこれだけ暖気代が高くなったわけではないですが、電気代は高くなっています。
ただし、その分しっかりと加湿され、冬場の乾燥対策には効果的ですよ。
「少し手入れに手間がかかってもいいから、電気代が安い加湿器が欲しい!」という場合は、ハイブリット式の加湿器がおすすめです。
「どのタイプの加湿器を選べばいいのかな?」と悩んでいるあなたは、こちらの記事も参考にしてくださいね。
スチーム式加湿器の電気代の節約方法6つ
ここからは、スチーム式加湿器の電気代を節約する方法を6つ解説していきます。
できる節約方法から実践してみることで、電気代を安くすることができるので、ぜひ試してみてください。
ぬるま湯を使用する
スチーム式加湿器を使う際の電気代を少しでも抑える方法として、ぬるま湯を使用することがおすすめです。
スチーム式加湿器は、水を加熱して蒸気を発生させる仕組みのため、水温が低いほど加熱に時間がかかり、その分電気を消費します。
私の場合は、お風呂のお湯を入れるときに加湿器にも給水しています。
これにより、加熱時間を短縮できますので、電気代の節約につながりますよ。
こまめな手入れをする
スチーム式加湿器はクエン酸でこまめな手入れを行うと、電気代の節約につながります。
スチーム式加湿器は、水を加熱して蒸気を発生させる仕組みのため、水道水中のミネラル分やカルキが下の写真のように底にたまっていきます。

この蓄積物がどんどんたまっていくと、加湿器の加熱効率が低下し、余分に電力を消費する原因となりますよ。
ですので、この蓄積物をクエン酸洗浄で定期的に取り除くことで、電気代を無駄にせず経済的に運用することができます。
「こまめに」といっても、象印の加湿器の場合は、1ヶ月に1回程度のペースでよく、クエン酸洗浄のやり方も簡単ですので無理なく続けられますよ。
象印のスチーム式加湿器のクエン酸洗浄のやり方は、こちらで写真付きで解説しています。合わせて参考にしてくださいね。
部屋のサイズに合わせた機種を選ぶ
スチーム式加湿器を選ぶ際、部屋の広さに合わせた機種を選ぶことは、電気代の節約につながります。
部屋のサイズに適していない加湿器を使用すると、加湿効果が不十分だったり、必要以上に稼働してしまうことで、無駄な電力消費が発生します。
家電量販店の店員さんに聞いたところ「部屋のサイズよりも少し広めの部屋に対応した機種を選んでおくと、加湿不足になる心配が少ないですよ。」とのことでした。
「6畳の部屋ならば8畳に対応した機種を選ぶ」といった感じです。
スチーム加湿器は部屋のサイズに合わせた機種を選ぶことで、効率よく加湿ができるだけでなく、余計な電気代を抑えることが可能になりますよ。
水の量を調整する
スチーム式加湿器の電気代を節約する方法として、水の量を調整することが挙げられます。
加湿器に入れる水の量を少なくすると、水を沸騰させるまでの時間が短縮され、その結果、消費電力を抑えることができますよ。
私も暖かい日や雨の日など、加湿器があまり動かないだろうなという日は、水を少なめにしています。
1ヶ月ほど使っていると「寝てる間にこれくらいの水を使うな」と、水の消費量がわかってきますので、感覚がつかめてきたら試してみてくださいね。
使用時間を調整する
スチーム式加湿器の電気代を節約するためには、使用時間を調整することが効果的です。
加湿器を必要な時間だけ稼働させることで、無駄な電力消費を抑えることができますよ。
我が家は、寝ているときにタイマーを使って加湿器の使用時間を調整しています。
これにより、夜中つけっぱなしにしておくよりも、電気代を節約できます。
適正なモードで使用する
スチーム式加湿器の電気代を節約するためには、適正な運転モードで使用することが重要です。
我が家では「標準モード」で加湿器を運転しています。
象印のスチーム加湿器には「強モード」も搭載されていますが、このモードでは部屋の湿度が過剰になってしまうことがありました。
そのため、標準モードを選択することで、必要十分な加湿を保ちながら消費電力を抑えていますよ。
加湿器は夜中はつけっぱなし?我が家の使い方を紹介
スチーム加湿器を夜中につけっぱなしにするかどうかは、それぞれの部屋の環境によって異なります。
我が家の寝室の場合は、夜から朝までつけっぱなしにせずに、タイマーで使用時間を調整しています。
我が家では、以下のように使用時間を調整していますよ。
我が家のスチーム加湿器の使い方

23時のOFFと3時のONはタイマーでセットしています。
朝起きた時は特に喉のイガイガはなく、快適に起きられるので、我が家ではこのような加湿器の使い方をしていますよ。
象印の加湿器は、下の写真のようにタイマーをシンプルに設定できます。ボタンをポチポチっと押すだけで設定できますよ。

「何時間に設定しよう…。」と悩まなくて済むのが優柔不断な私には助かっています。
まとめ
スチーム加湿器を使用する際の電気代は確かに高くなることがあります。
我が家の象印の加湿器は、夜間に8時間程度の運転を行うと、1ヶ月で2,000~3,000円の電気代がかかることがわかりました。
2~3台同時にスチーム式加湿器を使う場合は、電気代がけっこうやばいことになります。
我が家では手入れが楽で、加湿器は1台しか使っていないことから、象印のスチーム式加湿器を愛用していますよ。
電気代が安い加湿器を探している場合は、ハイブリッド式の加湿器を選ぶことをおすすめします。
ハイブリッド式加湿器はスチーム式よりも電気代がかなり安く、コスト面での負担が少ないので、より節約したい方にはぴったりです。
ハイブリット式とスチーム式の加湿器の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてくださいね。
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